前回のあらすじ。
観光中に知らないおじさんに追いかけられる羽目になったChancoですが、助けを求めてスーツ姿のイケメンに声を掛けることに。吉と出るのか凶と出るのか・・・
私がスイスで変なおじさんに追いかけられた話 今回で完結編です。
とっさの英語が出てこない
藁にもすがる思いで近くにいたスタイル抜群のスーツ姿のイケメンに声をかけます。

すっ・・・スミマセン・・・。

?

あのっ・・・そのっ・・・。

???
英語が出てこない・・・ッッ!!
普段は話すことをある程度考えてから外国人に話しかけるのだから、普段使わないフレーズなんかとっさに出てくるわけもない。自分の英語力を恨むぜ・・・。
だかそんなことはもう関係ない。自分のわかる最大限の英語で伝えた。

へ、へ、へるぷ・・・。
と、後ろを振り返りのそり、のそり・・・と追いかけてくるおじさんを指さしました。
すると、おじさんはどんどん近づいてきてものすごい形相で私の方へ向かって近づいてくるではありませんか。その距離1メートル。こわ。
変なおじさん VS スーツ姿のイケメン
おじさんが私に近づこうとした時、スーツ姿のイケメンが間に割って入り私をかばってくれました。
やだ・・・イケメン・・・。
と今はときめく暇もありますが、当時は恐怖で「おじさん怖い!!!」しかなかったのでイケメンの背中の少し後ろに隠れるのに精いっぱいでした。
気が付いたら、おじさんはどこかに行ってしまったようでした。

もうどこかに行ったから大丈夫だよ。

あっ、ありがとうございます・・・。

あのっ、さっきの人は何だったんでしょうか・・・
ただこの辺で写真を撮っていただけだったんですが、、、(小声)

あの人はおかしい人だったんですかね・・・?
と、おそらくここまで完璧に伝えられてはいなかったでしょうが、こんな雰囲気のことをイケメンに伝えてみました。すると、イケメンはこう答えました。

う~ん。多分あいつはクレイジーな奴だよ。

(やっぱりやべー奴だったんだ・・・。)
私は、本当に歩いて大丈夫かイケメンに何度も確認し大丈夫だよと声をかけてもらったのでお礼を何度か言いその場を後に。イケメンもすたすたと離れていきましたが、おじさんがまた現れるかもしれないので360度確認しながらゆっくり移動していきました・・・。この時警戒心MAXでした。
騒動を振り返る
結局この後イケメンの言っていた通りあの変なおじさんには遭遇しませんでした。30分くらい警戒していましたが、もう大丈夫だと思うと力が抜けてきました。それと同時にぽつぽつと雨が降り出してきました。
雨の街を傘を差さずに歩きながら、一連の騒動を振り返ってみました。
一連の騒動
- ツィットグロッゲ(Zytglogge)周辺で写真撮影
- おじさんに写真撮影禁止と怒られる
- 追いかけられる
- イケメンに追っ払ってもらう
1.ツィットグロッゲ(Zytglogge)周辺で写真撮影
教会では場所によって写真撮影禁止という札があるが特にそのような指定もなかった。また屋外なのでよっぽどのことでない限りそのような規制はないだろうし、周囲の観光客も写真撮影をしていた。
2.おじさんに写真撮影禁止と怒られる
マジで理由がわからない・・・。写真を撮影してはいけないというのはカメラを向けたときにそのおじさんがたまたま居て撮影されていると勘違いしたのだろうか。と思っているが真相は闇の中である・・・。ヘイトクライムであればもう運が悪かったとしか言いようがない・・・。
3.追いかけられる
ただの恐怖。
4.イケメンに追っ払ってもらう
イケメンお兄さんありがとう・・・。何でスーツだったのかは分かりませんがとりあえず普通の人で良かったです。追っ払ってくれて本当にありがとう・・・。
教訓
今まで海外旅行でそんなに危ない目には遭ったことが無かったのですが、今回の経験をもとに次回の旅行から気を付けている事をお伝えしたいと思います。
警戒心は解かない
治安が良い!と言われている国でもやはり変な人は居ます。日本と同じ感覚でいたらいけないと改めて思いました。ただし、精神をすり減らしてまで警戒すると旅行が楽しめなくなってしまうので定期的に周囲を確認するなど警戒している事を周囲にアピールしましょう。特に一人旅をしている方は狙われやすいので意識をすることが大切です。写真を撮ったり人と話をしていたり、何かに夢中になっている時に周りが見えなくってしまいます。スリの時も似たような状況で発生しますよね。楽しい時ほど注意が必要です。
英語は勉強しておこうv
あと何かあった時用の英会話は事前に勉強しておきましょう笑 とっさの事なので出ないことが殆どかと思いますが、備えあれば患いなし。ですね。
最後に
そして、最後に皆さんへお伝えしたいのは、ベルンはとても素敵な街です。ベルン自体は何も悪いところはありませんでした。街歩きにはうってつけですし、こんな感じで国旗や地域の紋章が入ったフラッグなどが街のいたるところに掲げられており、個人的にはとても楽しめました。
是非皆さんにも訪れていただきたいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

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